Andy Montañez

Salsa Con Reggaeton

Andy Montañez、本名アンドレス・モンタニェスは1942年5月、プエルトリコサンファン生まれのサルサ歌手。17人兄弟の一番上。まず最初に、エル・グラン・コンボのメンバーとして名声を高めた。

話はちょっと換わるけど、プエルトリコやロイサイダにおけるエル・グラン・コンボ、つまりラファエル・コルティーホの当時の偉大っぷりってのは相当見誤っちゃうところだ。それからアメリカ南西部におけるクリフトン・シェニエのもたらした影響も計り知れない。他にも例えばテキサス州サンアントニオの町としての特異性とか、もうこの手の無知っぷりは音楽に限った話ではないんだが、知らないことが多過ぎることを改めて自覚している今日このごろである。まあそれぞれおいおいと。

閑話休題。んで、要するに、エル・グラン・コンボの一員であるということは、もう一流シンガーであることはお墨付き。1962年にラファエル・コルティーホと偉大なシンガー、イスマエル・リベーラが揃って大麻でとっ捕まり、代わりにシンガーとして加入したのがペジン・ロドリゲスとアンディ・モンタニェス。この時まだアンディは弱冠19歳だったんだと。70年代にはラテンアメリカでスターとなり、その後77年にはこれまたスーパーバンド、ベネズエラのディメンシオン・ラティーナに移籍したとこのサイトに書いてます。あれれ、じゃあどの辺でFaniaと絡んだのか、というと、これずっと後になってから特別ゲストみたいな扱いで加入しているようだ。うん、そらそうだわな。だってエル・グラン・コンボから見たら、ファニアは亜流、っていうかヌエバヨルクのでしょってことだと思うだろうしな。

で、このモンタニェスのおっさん、現在もなおSalsatonというサルサレゲトンを合わせた音楽の第一線を張って、Daddy YankeeやJulio Voltioなどのレゲトンのラッパーと組んで頑張っている。まず先入観なしに以下の動画見てもらって。まず参っちゃうんだわ、このおっさん格好良過ぎ。

サルサレゲトンサルサトン…2005年から2006年にかけて生まれた音楽らしい。まあ言葉遊びみたいなもんだし、もしや一過性では、と思える部分はあるにせよ、要するにここですよね(と腕を叩く)。実力シンガー、モンタニェスがやれば悪いもんになるはずはない。長生きして欲しいなあ。