唐突に更新

一番はっきりしてんのはPrince御大なんだけど、Roy AyersにしろTeddy Pendergrassにしろ、あるいはGo-Goのムーブメントにせよ、ポピュラーな黒人音楽には必ず同性愛的な雰囲気、というか、「オカマ感」を匂わせる系譜ってのがあって、なんかそれがstinkyとい…

第九章 一九八二年

ヒップホップ・ジェネレーション 「スタイル」で世界を変えた若者たちの物語について書いてます。1981年頃から1982年あたりまでの時代。レディ・ブルーというおネエちゃんがROXYというクラブを作った話。ドラッグカルチャーとの繋がりから論じる展開もあるか…

STANLEY TURRENTINEがなにかに似てたんだけど

STANLEY TURRENTINEという大サックス奏者がいるんです。誰がなんと言おうと僕はこの人のソウルカバーが最高に好きなんですが。サックスで歌わせたらオリジナルを簡単に越えちゃう。サム・クックのShakeなんてのでそんな感じですから、Isaac HayesのWalk On B…

第八章 爆発寸前のズールーたち

ヒップホップ・ジェネレーション 「スタイル」で世界を変えた若者たちの物語について書いてます。超ごぶさたですが続き書いてみます。この章は1980年ジャストの話ですな。この当時、Hip Hopってどうなのよ、っていう話です。ダウンタウンでのHip Hopの捉えら…

特にないけど

True Loveアーティスト: Toots & Maytals出版社/メーカー: V2 Int'l発売日: 2008/10/07メディア: CD クリック: 5回この商品を含むブログ (1件) を見るぼさーっとiTunes聞き流してたらMaytalsの「Pressure Drop」再録withクラプトン。これすげえな。どうでも…

第七章 世界は俺たちのもの

ヒップホップ・ジェネレーション 「スタイル」で世界を変えた若者たちの物語について書いてます。この章は前半では飛び抜けて面白かった。ジャジー・ジェイいわく、ブロンクスは一時的に「ヒップホップ大干ばつ」という時代になったのだという。どういうこと…

第六章 フューリアス・スタイル

ヒップホップ・ジェネレーション 「スタイル」で世界を変えた若者たちの物語について書いてます。ヒップホップ3人目の「オリジネーター」とも言えるグランドマスター・フラッシュ、ロっク・ステディ・クルーのリッチー"クレイジー・レッグス"コロン、あるい…

細かいですが

Fania All Starsに"Piano Man"っていう、ピアニストのPapo Luccaが張り切っちゃう曲がありましてね。あれっ? おかしいなっこの曲? 聞いたことあるなーってずっと思ってたんです。ピアノマンって言えばBilly Joelなんですけど、そのビリー・ジョエルのピア…

第五章 魂の救済

ヒップホップ・ジェネレーション 「スタイル」で世界を変えた若者たちの物語について書いてます。アフリカ・バンバータを中心に解説した章。クール・ハークからバンバータへ。著者ジェフ・チェン氏によるものすごーく理に適った章の並べ方が素晴らしい。ヒッ…

第四章 名を成した男

ヒップホップ・ジェネレーション 「スタイル」で世界を変えた若者たちの物語について書いてます。まるごとクール・ハークの章。いとうせいこうの「東京ブロンクス」や、大神の「大怪我」での冒頭のECDの部分であるとか、ヒップホップの源流をさかのぼろうっ…

第三章 血、炎、ときどき音楽

ヒップホップ・ジェネレーション 「スタイル」で世界を変えた若者たちの物語について書いてます。サウス・ブロンクスでも最大のギャングのひとつであるGHETTO BROTHERSの頭目、Benjamin Melendezの話を軸にして、70年代前半のヒップホップ以前のサウス・ブロ…

第二章 シプル・アウト・デー

ヒップホップ・ジェネレーション 「スタイル」で世界を変えた若者たちの物語について書いてます。この章はまるごとざっくりジャマイカ音楽史。ヒップホップの歴史を話すのであればジャマイカの話から始まるのは当然のことでして、それはよく言われるようにDJ…

第一章 ネクロポリスーー死の街

ヒップホップ・ジェネレーション 「スタイル」で世界を変えた若者たちの物語について書いてます。話は1977年ワールドシリーズ。NYヤンキース対LAドジャースの描写から始まる。黒人のメジャーリーガーにはジャッキー・ロビンソンという偉大な先駆者がいたが、…

止められない止まらない

ヒップホップ・ジェネレーション 「スタイル」で世界を変えた若者たちの物語作者: ジェフ・チャン,押野素子出版社/メーカー: リットーミュージック発売日: 2007/12/25メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 3人 クリック: 212回この商品を含むブログ (29件)…

なまけ放題ですが

なんかいろいろ聞き過ぎちゃってて、本も読み過ぎちゃってて、いろいろ知恵熱出してるって状態。CD評よりも、書評ってのをおいおい書いていきたいんだけどさー。やっぱ難しいんだよねいざ文章にしようとするとね。しかも『ヒップホップ・ジェネレーション』…

R.I.P. Jack

Luther Dickinsonやりやがった

Home Sweet Home (Dig)アーティスト: South Memphis String Band出版社/メーカー: Memphis Int'l発売日: 2010/01/19メディア: CD購入: 1人 クリック: 6回この商品を含むブログ (1件) を見る今から聞きます。2010年の今年初場所の技能賞と敢闘賞を与えたい。…

Jimmy "Diamond" Williams

Funk on Fire-Anthologyアーティスト: Ohio Players出版社/メーカー: Mercury発売日: 2002/06/18メディア: CD クリック: 5回この商品を含むブログ (3件) を見るアンタッチャブル山崎の芸風はOhio PlayersのJimmy "Diamond" Williamsのドラムスのようだ。なん…

Excello Records

ナッシュビルなんだよなあExcello Recordsって。独特の南部フレーバーを振りかけた病み付きになる音。エクセロのジェイ・ミラーって、CWAのジェリー・ローラーと印象がどうしても被ってしまう。プロレスの話です。Slim Harpo, Lazy Lester, Lightnin' Slim, …

Merry Chirstmas and....

たまには厳かな気分に浸らせてください。

M-1おもしれーかった。

まいったなーELTON ANDERSONがめちゃくちゃいいんですが。何度目だ検索したの。以前検索したの忘れてんだもんなー。しかし彼名義のお手頃CDはないっつーのは仕方ない。CDはお手頃とは言っても、90年代に一度出してそれっきりとかいう入手困難なCDも多いとな…

ローダ・スコットで独り言

Live at the Olympiaアーティスト: Rhoda Scott出版社/メーカー: Emarcy Import発売日: 2008/03/20メディア: CD クリック: 5回この商品を含むブログ (1件) を見る オルガンのどこに萌えるのか、とか、オルガンに何を求めているのか、によっては、ずいぶんと…

とにかく近況

また時間を置いて腐らせてしまったなあ。なんつっても腐ログっていう位ですからね!Throw Down Your Heart [DVD] [Import]出版社/メーカー: New Video Group発売日: 2009/11/03メディア: DVD クリック: 4回この商品を含むブログ (2件) を見る白人の音楽家が…

ブルーノート行きてえ

アシュフォード&シンプソン見てえ。しかしですね、ふるさとは遠きにありて思ふもの。ブルーノートもそういうもんだべ。あと確かに現役生活も先長くなかろうアシュフォード&シンプソンは見ておいて損はなかろうが、世界有数のオシドリ夫婦のライブを男一人で…

Phish NEVER played gin and juice!

Haymaker (Dig)アーティスト: Gourds出版社/メーカー: Yep Roc Records発売日: 2009/01/06メディア: CD購入: 2人 クリック: 4回この商品を含むブログ (5件) を見る"Phish NEVER played gin and juice!"というのはfacebookの中のサークル名。Gourdsの悲しいと…

Monte Montgomery At Workplay

Monte Montgomery at Workplayアーティスト: Monte Montgomery出版社/メーカー: CD Baby発売日: 2006/01/23メディア: CD クリック: 1回この商品を含むブログ (1件) を見るHarmonicというレーベルから2005年に出されたライブ盤。HarmonicというのはどうもMont…

0915

…まったくどマイナーなテキストにぶち当たったもんだ。 ELTON ANDERSON1932年9月9日ルイジアナ州Lake Charles生、1983年6月没。主にブルースとスワンプポップのギタリスト/ヴォーカリスト。1956年から1957年の間、OpelousasのSouthern Clubで、Sid Lawrence…

0914

* 1961年1月、キューバと国交断絶。 1964年、Fania創設。マスッチ30歳、パチェーコ29歳。 1967年、『El Malo』でデビュー。ウィリー・コローン17歳、エクトル・ラボー20歳。ちなみに猪木、藤波、蝶野の年齢差はそれぞれちょうど10歳。年齢とか世代をまったく…

Jerry Masucci

Faniaレーベルの創設者は二人いて、一人はジョニー・パチェーコ、そしてもう一人がジェリー・マスッチ。マスッチ氏は1934年生まれ、1997年没。高校中退後、海軍に務めながら卒業資格を得て、その後NY市警に務めながら学校に通い、NYロースクールを卒業したっ…

最近聴くアーランビー(男・取り急ぎ2人)

しばらく「ニューリリース即ゲットしました!」というほどガツガツしなくなったなあ、ここ2年くらいかねえ。なんでだろうね。「新作出たーついに出たー!」なんつって飛びつけるようなアーティストが少なくなったというのもあるし、多分その直前あたりまで…