Johnny Guitar Watson
- アーティスト: Johnny Guitar Watson
- 出版社/メーカー: Shout Factory
- 発売日: 2005/10/11
- メディア: CD
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iPodにそりゃあもういろんな音楽を入れて聞いてるわけだが、Johnny Guitar Watsonだけは「性質(タチ)が悪い音楽」としか表現できない。
もちろんアルバムをマルッと聞くことだってできるし、テキサスのギターでしょ独りファンクでしょとかいう感じでとりあえずはJGWを整理することはできる。
で、大抵の場合はもうしばらくは食えないかなって気になる。軽い気持ちで「チャーシューメン」を注文したら、チャーシューが一面にてんこもりで乗っかってたみたいな感じ。
ところが突然に彼の曲がかかると、なんていうのかな〜こうやって音楽についてぐだぐだ考えていること自分がアホに思えてくる。明らかにセンスが異常、そう異常な感覚なのだよなあ。どういう文脈で聞こうかとか、アーティスト性たらなんたらとか、いろんなアメリカ音楽の地図を身体に頭に叩き込んだ上で聞いても、あんまり意味がないなってことにすぐに気がついてしまう。世の中の音楽ライターなり評論家なりを語る人は、どうやらJGWのことをなんか語ってみることで俺は判別してもいいかなって気になってくる。それだけ彼についての何かを語るにはスキルがいるって気がする。だからこの人のバイオなんて調べてもまったく意味がないだろうなってのが分かっているので、こんな駄文になってしまうんだよねーこればっかりはしょうがない。
音楽脳は異常に偏差値高く、もんのすごいインテリなのに、しかし音楽は極悪。自称ウンチク垂れが見事にすかされたり裏切られたりするってパターンが痛快だ。
しかもこの人って、横浜のステージで死ぬ直前の言葉は「I'm A Superman」だったんだってねえ。