まあテキトーに
そういえばこの前デレク・トラックスが来日した時は「これは絶対に行かないと」と迷うことはなかった。結果行って正解だった。デレクのギターの音はそりゃ見事だったし、バンドもいかにもナマモノって感じることができた。なにしろあの3世代くらいにわたる…
1970年と2007年と。岡林信康とマキシマムザホルモンと。「私達の望むものは」と「絶望ビリー」と。どっちがいいか悪いかってのはまったくないんだが、ほぼ40年の時間を隔てて、この二つの共通点を挙げるとすれば、それは「意味がない」ってことなのかもしれ…
東北の某県の郡部に両親がいる。すでに70歳over。駅周辺にはスナックもパチンコもない。幸いなことに100坪ばかりの土地があり、そこで百姓の真似事をしてヒマを潰している。採れたてのトウモロコシや枝豆のウマい事と言ったらこの上ない。まあそうやって幸せ…
アンディ・モンタニェスを書いててひとつ気がついたちょっとした話。ラファエル・コルティーホ(1928年生)が最初に彼のバンドを作ったのが1954年。同じバンドにはコルティーホの生涯の友、ピアニストのラファエル・イティエール(1926年生)がいた。それで…
訳したり調べたりしたのではなくていつもツラツラと書く時はほとんど妄言なので気にしないでください。STAXレーベルの売れっ子コンポーザーであったHayes/Porterが手がけたアーティストは数限りないが、中でももっとも彼らのダシが濃厚に取れているスープはT…
イギリスに西インド諸島からの移民が流れ始めたのは1948年、第二次世界大戦後だという。ジャマイカ人を中心とした彼らのコミュニティは、ごく自然にレゲエミュージックを発展させた。さて本題はUKレゲエの話ではない。ジャマイカ同様、日本という島国からも…
ブログのひとつも長続きしたことはないのだが、今回もどうしてこんなことやってんだろうかと考えながら、あちこちいろんなサイトを見ながらちょこちょこ書いているうちに、なんとなく言いたいことというのが見えて来たので書いてみようと思う。10代からもう…
僕も大概にしとけよと言われるくらいには音楽ファンであるのだが、しかしこんな俺なんて屁にもならないほどに、いろんなマニアのブログなりサイトなりがネット上にはあり、特にカントリーやブルース、ソウルがやはりダントツで多い。面白いのもあればつまら…
カウボーイ・ポエトリーというものがある。牛追いの連中が夜のたき火を囲みながら話した詩の朗読の形式のひとつで、tall tale(ホラ話)や民謡のバリエーションのひとつであったと思われる。一般的には文盲だったため、口承で伝承されたというのはアフリカ人…
●西海岸のヒッピームーブメントをロックの起点にする考え方に違和感を覚えるのは、それがビートルズ旋風と同様に「終わってみたらどうでもいいこと」に思えるからだ。時代の空気感に合った歌が存在し、それぞれのブームには仕掛けている側が存在し、そして、…
例えば日本の話。かつて「ジャズ喫茶」が隆盛を誇った時代があったのだという。その後、ジャズ喫茶どころかジャズも喫茶も廃れていく。具体的に廃れていくとはどういうことを表現しているかというと、中心から周縁部分へと押しやられる、魅力がなくなる、絶…
最近テキサスのことばかり書いているような気もするが、多分テキサス期なので気にすることではない。iPodにもZZ Topやらを混ぜたテキサスチューンをぶち込んでいるが、それにしてもダグ・サームは傑出している。とにかく8分の6拍子がブリッブリなのだ。いつ…
ぐるっとネットを一回りすると、カウボーイ・トロイについては誰も彼もが、程度の差こそあれ「カントリーの未来を変えるかもしれない」という言葉で締めくくっている。実際彼や彼の観衆を現地で見ている人の評価だからやっぱり期待はされているのかもしれな…
カントリー音楽は白人保守層のもの…なんてあっさり書いちゃうと、これまた自分の頭の中で揺り戻しが起こる。まずひとつ、カントリー音楽は保守ってわけではないでしょ。チックス以前もガース・ブルックスは非常にリベラルな立場でカントリーを歌っていたわけ…
いやはや、また適当に書いてしまうわけだが。最初から戸惑い気味に、コーヒー飲んでジャズ聞いたらアゲアゲになっちゃったよー、という感想を持ったわけですが、実際コーヒーとジャズの繋がり、そのイメージ同士の繋がりは何に由来しているかというと、奴隷…
いや別に誰に怒るというわけでもないのだが、昨日なんて普通にマルボロメンソールライトを買ってすっぱすぱ一箱吸っちゃってんだもんな。赤羽の友路有っていう素晴らしい喫茶店にいたおかげで、どうしても自分の中で喫茶店とタバコがセットになってしまった…